潜水艦に捕らわれた米・朝・韓の3首脳。『スティール・レイン』12/3(金)日本公開

南北問題 新作紹介

スティール・レイン』(原題:강철비2: 정상회담 / 英題 Steel Rain 2:Summit)が12/3(金)にシネマート新宿ほかで日本公開です。

韓国公開時にはわずか5日間で100万人の観客動員を果たした人気作、非常に期待が膨らみます。

10月17日時点で、その他の公開劇場は不明です。引き続き情報をキャッチします。

軍事エンターテインメント超大作」と銘打たれる通り、本格派の軍事映画です。

舞台は北朝鮮での首脳会談。チョン・ウソン演じる韓国大統領と、北朝鮮委員長、アメリカ大統領の首脳会談の中、クァク・ドウォン演じる北朝鮮高官が軍事クーデターを起こし、3首脳は原子力潜水艦に拉致監禁されるという物語。

© 2020 YWORKS ENTERTAINMENT & LOTTE ENTERTAINMENT & STUDIO GENIUS WOOJEUNG All Rights Reserved.

ちなみに、原題を直訳すると『鋼鉄の雨2』になり、2018年に韓国で公開された映画『鋼鉄の雨(강철비) / 英題:Steel Rain』の続編です。

しかし続編というものの、『鋼鉄の雨』からストーリーが続くわけではなく、独立した作品
また、日本ではこの『鋼鉄の雨』は日本公開されませんでしたので、続編のタイトルは『スティール・レイン』になったものだと考えられます。

韓国ドラマ『応答せよ』シリーズのようなイメージが分かりやすいかと思います。
各作品で共通したキャストや物語の背景がありつつも、ストーリーは完全に別物ですからね。

これ単体で見ても全く問題ない新作、『スティール・レイン』をご紹介します。

スポンサーリンク

もくじ

12/3(金)に日本公開 『スティール・レイン』

あらすじ

全世界が注目する「平和協定締結」に向け、韓国大統領ハン、北朝鮮委員長チョ、アメリカ大統領スムートによる首脳会談が北朝鮮で開催された。

米朝間の意見が割れるなか、核兵器放棄と国交正常化に強く反対する北朝鮮の護衛司令部パク総局長による軍事クーデターが突如勃発し、三首脳は弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦「白頭号」に拉致監禁されてしまう。

今にも核戦争に発展しうる緊迫状態のなか、国家の威信と野心をかけた者たちの思惑が交戦し、逃げ場のない潜水艦は戦場さながらの激闘へと突入していく─!!

(公式より引用)

スタッフ

監督&脚本:ヤン・ウソク

ソン・ガンホ主演映画『弁護人』で映画監督デビューしたヤン・ウソク。

ちなみにこの「鋼鉄の雨(スティール・レイン)」シリーズ。ヤン・ウソク自身が趣味でweb漫画のストーリーを考え、別人が作画して連載されていたものを映像化したもの。

©︎카카오페이지 스틸레인3정상회담

無料で何話か読めますので、韓国語が分かる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
>>外部サイト「カカオページ」

キャスト

チョン・ウソン 『私の頭の中の消しゴム』
クァク・ドウォン『哭声/コクソン』
ユ・ヨンソク『ビューティー・インサイド』
アンガス・マクファーデン
白竜

ドラマ『賢い医師生活』でも大人気のユ・ヨンソク。
彼が出演している他作品記事はこちら。
『ビューティー・インサイド』(2015年)
『ニューイヤー・ブルース』(2021年12月10日日本公開)

日本からは白竜が参戦。
が12/24(金)に日本公開の『ただ悪より救いたまえ』にも出演。

公式予告動画はこちら!

© 2020 YWORKS ENTERTAINMENT & LOTTE ENTERTAINMENT & STUDIO GENIUS WOOJEUNG All Rights Reserved.

こちらの動画、ユ・ヨンソクが華麗な英語を披露していますね。
ファンの方は歓喜ではないでしょうか。

みどころ

韓国映画は、国としての「負の部分」をエンタメ昇華させることに非常に長けていることはすでに広く知られていると思います。
(例:『スウィング・キッズ』、『サムジンカンパニー1995、ドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』等)

本作も、北朝鮮との休戦状態が長く続いているという「負の部分」を存分にエンタメ化

手に汗握る非日常の2時間超を、臨場感あふれる劇場で見たいものです。

© 2020 YWORKS ENTERTAINMENT & LOTTE ENTERTAINMENT & STUDIO GENIUS WOOJEUNG All Rights Reserved.

また、3カ国の首脳を巻き込むというストーリーの壮大さにも期待が膨らみます。

ここまでスケールを膨らませたとしても、しっかりとそれに見合った中身を提供してくれるのが韓国映画ならびにヤン・ウソク監督だと思っています。

実際に韓国での評判も上々ときたら、もう良作間違いなし!

おわりに

いかがだったでしょうか。

個人的には実力派俳優クァク・ドウォンの鬼気迫る演技に注目しているので、公開が待ち遠しい限りです。ぜひ劇場でご覧ください。

ご覧いただきありがとうございました。