【キャスト詳細・感想】『悪人伝』:ヤクザ×暴力刑事×殺人鬼のシビれる構図!
こんにちは。Masashiです。
今回は2019年に韓国で公開された映画『悪人伝』(原題:악인전)のキャスト紹介&感想記事です。
2020年に日本でも公開され、一部劇場に設置されたソーシャルディスタンスパネルがセンス抜群で話題になりましたね。
『#悪人伝』
“ここは俺の席だ”
ソーシャルディスタンスパネル設置決定👊💥苦境の中にあっても、ご来場いただいたお客様に少しでも楽しんで貰えたらという思いにより実現しました‼
▼設置予定劇場
(6/19から順次設置)
東京|シネマート新宿
大阪|シネマート心斎橋
福岡|KBCシネマ pic.twitter.com/43ZubcGlhI— マ・ドンソク主演『悪人伝』公式👊7.17公開🔥 (@akunindenjp) June 18, 2020
ハリウッドでリメイクされることも決定している本作。
マ・ドンソクのド迫力ノワール映画…というイメージが先行しがちですが、その他キャスト陣もいい味出してます!!
これぞ韓国ノワールの“真骨頂”と言っていいでしょう。
定期的に見たくなる作品なんですよね〜しかもその度ちゃんと面白いという。。。
本記事では、前半にあらすじと主要キャスト陣を詳しく紹介し、後半には鑑賞した感想をお伝えします。
結末含むネタバレはありません。未視聴の方も安心してご覧いただけます。
※以下の『もくじ』から好きなところへ移動できます!
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もくじ
『悪人伝』あらすじ
(c)2019 KIWI MEDIA GROUP & B.A. ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.
市民が無差別で次々殺害される事件が発生していたが、手がかりが少なく警察は犯人逮捕に手こずっていた。
ある日暴力団のボス、ドンスが偶然にも殺人鬼のターゲットとなり、重傷を負う。
そして殺人鬼を追う破天荒な刑事テソクは、犯人の特徴を知るドンスに情報提供を依頼する。
意地でも自身の手で復讐したいドンスは、ある条件付きで情報提供をする。
その条件とは、「殺人鬼を先に見つけた方が好きにしていい」というものだった。
ヤクザと刑事。相容れない者同士が、一つの目的のためにタッグを組む。
公式予告動画はこちら!
『悪人伝』キャスト
マ・ドンソク:ヤクザのボス・ドンス役
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圧倒的存在感のドンス。我らがマ・ドンソクが演じます。
- アメリカ名:Don Lee、本名:イ・ドンソク(이동석)
- 生年月日:1971年3月1日
- 代表作:『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)、『犯罪都市』(2017年)
みなさんが彼にハマった作品はどれでしょう?
もちろん本作『悪人伝』の方も多いでしょうが、一番は『新感染 ファイナル・エクスプレス』ではないでしょうか。
身重の妻をゾンビから守り抜いた姿はもうカッコ良すぎて…(涙)
正直、主人公のコン・ユを超えてると言っても過言ではないですからね。
本作『悪人伝』では、敵や身内にはなんでもアリのヤクザ役なんですが、一般人には優しいタイプのヤクザ。
圧倒的ガタイと威圧感のなかに、こういう人間味ある演技がギャップになって惹かれます。
赤ちゃんのような笑顔もなんとも言えずキュート。
韓国でのあだ名は“ラブリー”な“マ”・ドンソクで“マブリー”です。(韓国のあだ名の付け方は独特です)
そんなマブリーの良さを最大限引き出しているのが本作『悪人伝』。
一気にファンになること必至です!
ちなみに2021年11月5日公開のマーブル映画『エターナルズ』にも出演しています。アメリカ育ちなので、流暢な英語が話せます。
キム・ムヨル:暴力刑事テソク役
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犯人検挙のためならどんな手段でも使う破天荒刑事テソク。キム・ムヨルが演じました。
- 生年月日:1982年5月22日
- 出身校:成均館大学演技芸術学科
- 代表作:『ウンギョ 青い蜜』(2012年)、『記憶の夜』(2017年)
彼はやっぱり粗暴で破天荒な演技が似合いますね〜。
気性荒い役を演じてる時が好きです。
ちなみに奥さんのユン・スンアのYouTubeチャンネルに『キム・ムヨルの1日』というVLOG動画がありました。
彼の筋トレ風景(2分30秒頃〜)もありますのでぜひどうぞ。
なんと穏やかな表情…。
劇中の雰囲気とは全然違いますね。(プライベートなので当然ですが)
キム・ソンギュ:殺人鬼カン・ギョンホ役
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狂気に満ちた連続殺人鬼を演じたキム・ソンギュ。
- 生年月日:1986年1月6日
- 出身校:大真大学演技演劇学部
- 代表作:『犯罪都市』(2017年)
実は『犯罪都市』(2017年)でマ・ドンソクと共演してますね。
ユン・ゲサンがボスを演じた朝鮮族3人組グループ“黒竜組”の1人だったのですが…。
後の2人がインパクト強すぎてあまり記憶に残っていない方が大半かと思います。
この画像の向かって左。右側にいるチン・ソンギュが見た目的にもキャラクター的にも強烈でしたから…。
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ともあれ、本作で一気に名をあげたキム・ソンギュ。今後の活躍に期待です!
ユ・スンモク:テソクの上司アン班長役
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破天荒な部下テソクに手を焼くアン班長を演じたユ・スンモク。
- 生年月日:1969年9月14日
- 出身校:檀国大学演劇映画学科
- 代表作:『海にかかる霧』(2014年)、『1987、ある闘いの真実』(2017年)
『1987、ある闘いの真実』では、ハ・ジョンウ演じるチェ検事に火葬許可を依頼する役でしたね。
さまざまな名作に助演として出演しています。
チェ・ミンチョル:オソン役
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ドンスの右腕オソンを演じたのはチェ・ミンチョル。
- 生年月日:1976年11月9日
- 出身:ソウル特別市
- 出身校:中央大学声楽科
こう見えて声楽科卒業。ミュージカルサークルの会長でした。
俳優としてはミュージカル出身という彼。
マ・ドンソク演じるドンスの頼れる右腕でしたね。いい意味でマ・ドンソクに引けを取らない悪人面でした。
以上が主要キャストの紹介でした。
それではこれより感想です!
『悪人伝』感想
我らがマブリーここにあり
ここまでですでにお気づきかもしれませんが、私はかなりのマブリーファンであると自覚しています。
もちろん、「熊みたいな50歳のおじさんだろう」と思われる方の気持ちも分かります。
この人、ただのコロコロしたおじさんじゃないんです。
なんと腕周りは50cm越え。。。
筋トレ中級者の男性の目安が「腕周り40cm」なんですが、それを遥か上回っています。
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アメリカではボディビルダーやトレーナーとして活動していたので、彼の肉体は洗練されたものでしょう。
もちろん脂肪もかなりついてます。しかし格闘技界の通説では「脂肪という鎧をまとった奴が一番打たれ強い」といいます。。
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見てくださいこの首周りの盛り上がり。異常に発達した僧帽筋(首割りの筋肉)がスーツの上からでも分かります。
散々彼の筋肉を褒め称えましたが、この筋肉があるからこそアクションシーンに説得力があるんです。
なかなかこのサイズのアジア人が本格的に暴れているシーンは見れません。
当方男なのですが、強靭な男に本能的に憧れてしまうのでしょうか…。
とにかく、マブリー映画は特に男性にオススメしたい!!
もちろん女性も、彼の凄まじいガタイと笑顔のギャップに注目すべきです。
本作『悪人伝』と『新感染 ファイナル・エクスプレス』はこれ以上ない“マ・ドンソク入門作品”と言って良いでしょう。
彼が“刑事”として暴れ回る『犯罪都市』という映画もあるので、正義のために腕っぷしで悪に挑む彼も見ものです。
よろしければそちらもどうぞ!
“ヤクザ×暴力刑事×殺人鬼”というシビれる構図
タイトル『悪人伝』の名に恥じない三者三様の悪人ぶり。
敵同士の悪人と悪人が手を組んで真の巨悪に立ち向かうという胸アツ展開…。まさに「毒をもって毒を制す」ですね。
いわゆる“ダークヒーローもの”ですが、もう面白いのが約束されているようなもの…。
バイオレンス系作品は刺激が強いのでたまにしか見れませんが、こういう“日常のスパイス”になるような映画っていいですよね。。。
物語として“スッキリ”する結末
本作、連続殺人鬼の話なので善良な市民達が大勢被害に遭います。
映画とはいえ、こういうのは辛くなってしまうタイプなんですが、ただただ胸クソなだけではありません。
“ノワール映画あるある”の、重たい気分で終えるだけじゃないのが本作の好きなところ。
ややネタバレを含みますが、殺人鬼に対するドンス(マ・ドンソク)が選んだ復讐方法。
ある意味最も残酷かもしれません。終盤の彼の表情は、鳥肌が立つほどおぞましいです。。。
そしてその表情は、我々観客の心情を代弁してくれているのかも…!
“ダークヒーロー”マ・ドンソクによる一風変わった勧善懲悪。
大人(R18)のアンパンマンに見えたのは私だけでしょうか。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ほぼマ・ドンソクの話になりましたが、それほど彼のインパクトが強い作品です。
とことんバイオレンスに振り切った『悪人伝』。一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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『悪人伝』のモデルになった“天安連続殺人事件”の解説記事はこちら。
>>『悪人伝』は実話? モデルとなった“天安連続殺人事件”とは。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次の記事もご覧頂ければ幸いです。
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