2022年8月12日日本公開『キングメーカー 大統領を作った男』:政治モノ×実力派キャスト=名作の予感!

サスペンス 新作紹介

こんにちは。Masashiです。

2022年8月12日に日本で公開される韓国映画『キングメーカー 大統領を作った男』(原題:킹메이커)を紹介します。

劇場情報はこちら。

大いなる志を持つ政治家と、彼の前に現れた選挙戦略家。タッグを組んで熾烈な選挙戦に挑む彼らを描いた政治サスペンス。

実力派で固めたキャスト陣×政治モノ=名作確定じゃないでしょうか?

少しテイストは変わるかもしれませんが、『KCIA 南山の部長たち』や『工作 黒金星と呼ばれた男』と同じニオイを感じます。

後述しますが、一応本作も同様に“実在の人物をモデルにした物語”のようです。

※以下の『もくじ』から好きなところへ移動できます。

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もくじ

映画『キングメーカー』

あらすじ

出典:NAVER영화

世界を変えるために挑戦する政治家キム・ウンボム(演:ソル・ギョング)。

彼の前に選挙戦略家ソ・チャンデ(演:イ・ソンギュン)が現れる。

劣勢の中、ソ・チャンデは誰も想像できなかった選挙戦略を展開し、キム・ウンボムは選挙に相次いで勝利。

党を代表する大統領候補まで上り詰める。

そして大統領選挙に向けた本格的な歩みが始まり、彼らは当選のために総力を挙げる。

そんな中、キム・ウンボムの自宅で爆発事件が発生し、容疑者としてソ・チャンデが浮かび上がる…。

公式予告動画はこちら!

キャスト

キャスト陣がたまりません…かなりのゴールデンキャストです。

  • ソル・ギョング:キム・ウンボム役
  • イ・ソンギュン:ソ・チャンデ役
  • ユ・ジェミョン:キム・ヨンホ役
  • チョ・ウジン:イ室長
  • パク・イナン:カン・インサン役
  • イ・へヨン:イ・ハンサン役:
  • キム・ソンオ:パク秘書
  • チョン・ペス:イ補佐官
  • ソ・ウンス:スヨン役
  • キム・セビョク:ミョンスク役
  • ユン・ギョンホ:キム部長
  • キム・ジョンス:大統領役

出典:NAVER영화

主演が、ソル・ギョング×イ・ソンギュンという最高すぎる組み合わせで叫びそうになりました。

ソル・ギョングは第42回青龍映画賞において、『茲山魚譜 チャサンオボ』で主演男優賞を受賞してます。

ずっとキャリアハイ更新中ですよね…。

出典:NAVER영화

イ・ソンギュンは最近で言うと『パラサイト 半地下の家族』やドラマ『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』でおなじみのエエ声おじさん。

出典:NAVER영화

脇を固めるメンツもなかなかです。

ユ・ジェミョン氏。もうバイプレイヤーとして安定のポジションですね。

出典:NAVER영화

ユ・アインと主演を務める『声もなく』が1月21日に日本公開予定なのでそれも楽しみです。

そして政治モノに欠かせないのがこの方チョ・ウジン

出典:NAVER영화

冷酷な目つきなのにインテリっぽい見た目、この人が出ると作品が格段に“締まる”気がします。

ピョン・ソンヒョン監督

監督を務めたのは『名もなき野良犬の輪舞』(2017年)などのピョン・ソンヒョン

この監督、『名もなき野良犬の輪舞』の公開時期が大統領選挙と被り、「選挙のせいで(映画の)宣伝がうまくいかない。延期しろ。俺もお前らと同じくらい準備してきた」とSNSにアップし炎上。
参考:ソウル経済2017年5月18日記事

結果として映画自体の興行自体にも少なからず影響があったのではとされています。

ちなみにこの映画でもソル・ギョングを起用しており、監督の彼への信頼度がうかがえます。

『キングメーカー』見どころ

まだ日本公開が決まってないですが、韓国で試写会に行ってきたという友人からの話を基に見どころを紹介します。

ソル・ギョングに負けてないイ・ソンギュン

出典:NAVER영화

誰もが認める大俳優ソル・ギョングとW主演を務めるとなると、なかなか対等には張り合える俳優さんはいないのではという下馬評があったそうですが…。

そこはイ・ソンギュン、流石の力強さを見せてくれます!

この人の魅力である“声”が最大限活かされているようです。

役どころが“裏で暗躍する選挙戦略家”であり、仮にこの人の発する言葉がフニャフニャだと説得力が生まれないと思うんですね。

しかしそこはイ・ソンギュン、低いながらも聞き取りやすい声で力強く捲し立てる様は圧巻。優秀さを非常にうまく表現していると思います(ぜひ予告動画でご覧ください)。

見事な“レトロさ”と“重厚感”

本作の舞台は1960年代〜1970年代ですが当時のレトロな雰囲気をうまく再現した作品。

約50年前の時代設定でありながら古臭くなく、スタイリッシュな“レトロさ”を表現しているセットや衣装。

『名もなき野良犬の輪舞』の制作陣、特に美術チームの力量に注目です。

そして、本作も光にメリハリをつけた演出で非常に重厚感ある物語になっているようです。

出典:NAVER영화

監督曰く、本作を通底するテーマとして“手段と目的の相関関係”を表現したかったといい、それを“光と影”という対比で画面に落とし込みたいという意図があったそう。

美術監督と話し合ってうまく表現できたと語っています。

それが作品の“重厚感”につながっている作品です。

『キングメーカー』という言葉

出典:NAVER영화

日本ではあまり聞き馴染みのない言葉ですよね。

文字通り『“キング (王)”を生み出す人』で、権力者の人選を左右する、陰の実力者のことを言います。

ジョージ・クルーニーとライアン・ゴズリング主演映画『スーパー・チューズデー 正義を売った日』(2011年)でも、大統領候補を勝利に導く人物が描かれていました。

韓国は昔から大統領の持つ権限が幅広くトップダウンで国政を仕切れるため、より“キング (王)”の意味合いが強いと言えるのではないでしょうか。

大いなる志を胸に大統領を目指す候補者と、その背後で戦略を講じて暗躍する人物。この構図、なんともロマンを感じませんか?

『キングメーカー』は実話?

本作は、1970年の大統領候補であった金大中(キム・デジュン)と、その相談役のオム・チャンロクの実話を元にしています。

オム・チャンロクがいかにキレものであるかを、その頃大統領だった朴正熙(パク・チョンヒ)にKCIA(朴正熙お抱えの諜報機関)が報告していたといいます。

不正が飛び交っていた当時の大統領選挙で暗躍したオム・チャンロクの物語を、本作はいかに表現しているのか非常に楽しみです!

『キングメーカー』制作報告会でのトーク

以下の制作報告会の動画で主演のソル・ギョング&イ・ソンギュンとピョン・ソンヒョン監督が撮影秘話など語っていましたのでいくつかご紹介。

イ・ソンギュンの“運命を感じた”エピソード

7分27秒からイ・ソンギュンが語っているのですが、ドラマ『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』の中で映画を見るシーンがあったのですが、そこで見ていたのがソル・ギョングの代表作『ペパーミント・キャンディー』(1999年)だったとのこと。

ちょうど『キングメーカー』の台本をもらった頃だったので運命的なものを感じたそうです。

監督が語るキャスティングの裏話

9分11秒からピョン・ソンヒョン監督がキャスティングの経緯を語っています。

監督は、政治家キム・ウンボムのキャストには「ソル・ギョングの持つエナジーが必要だ」と思ってと抜擢しましたが、選挙戦略家ソ・チャンデの役を誰にするかは正直悩んでいたそう。

そんな中、ソル・ギョングから監督に「ソ・チャンデの役にはソンギュンはどう?」と連絡があったそう。

そして監督からイ・ソンギュンに依頼をするも…なかなか回答が来なかったそうですが、2人は美容室でばったり会ったそうです(イ・ソンギュンはその美容室に初めて来た日だったそう)。

イ・ソンギュンはその場で前向きに検討していると伝えたそうです。これもなかなか運命的な話ですね。

演じるにあたって参考にした人物は?

43分45秒から、「キャラクターを演じるに際して、参考にした政治家などはいるか?」という質問がありました。

それに対しソル・ギョングは「モチーフにした人物はいる(おそらくモデルの金大中でしょう)が模倣したりということはなく、ソル・ギョングという俳優の中にいる人物を表現したかった」とのこと。

そしてイ・ソンギュンは「私が演じたキャラクターはモデルになった人物はいるが(オム・チャンロク)、ほぼ情報が無かったので、その人物の想像して演じました。『なぜこの人は志がありながら、自分自身は前に出ず、裏でキングメーカーという役割を選んだのか?』、そのことに常に悩みながら演じました」と語っています。

それにしても、ピョン・ソンヒョン監督は元々こういう雰囲気の方なんですかね…かなりピリついてるように見えますが。。。

笑顔こそ無いものの、質問には普通に答えてるので怒ってはないようですね。笑

おわりに

いかがだったでしょうか。

日本公開は2022年8月12日です。

劇場情報はこちら。

日本公開予定の韓国映画はこちらです。

いずれの記事も、新情報があれば随時更新しています。

本作のように“実在の人物をモデルにした韓国映画”はいくつかありますが、「実際の人物はどうだったのか?」を資料を基に検証する記事もあります。
よかったらこちらもご覧ください。

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最後までご覧いただきありがとうございました。