【2022年最新】スパイもの韓国映画まとめ:サスペンス・コメディいろいろ!

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本記事では“スパイを題材にした韓国映画”を紹介します。
無料での視聴方法(もちろん合法)もありますので、合わせて記載しています。

韓国映画における“スパイ”は、『北朝鮮のスパイが韓国へ』というパターンが多いですが、意外と『韓国のスパイが北朝鮮へ』というパターンも。

いずれにしてもバレたら終わりの緊張感が醍醐味と言えます。

しかし意外とコメディ作品もあり、スリルと笑いを両立した良作も多数。
個人的にスパイもの韓国映画はハズレなし!シリアスな【サスペンス】と笑える【コメディ】の2つに分けて紹介します。

※以下の『もくじ』から好きなところへ移動できます。

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もくじ

【サスペンス】スパイもの韓国映画

『オペレーション・クロマイト』(2016年公開)

(C)2016 TAEWON ENTERTAINMENT. All Rights Reserved

<あらすじ>
1950年、朝鮮戦争が勃発するやいなや北朝鮮の奇襲であっけなく後退する韓国は、米軍の支援を受けた後も半島南端まで追い詰められる。
そんな劣勢を打開するため、韓国側のマッカーサーは仁川への奇襲的な上陸作戦を計画する。
作戦の成功率を上げるため仁川沖の北朝鮮の戦艦・機雷配置図を入手すべく、韓国軍のスパイが北朝鮮に潜入する。

  • キャスト:イ・ジョンジェ、イ・ボムス、リーアム・ニーソン
  • 監督:イ・ジェハン
  • 観客動員数(韓国):705万人

<みどころ>
韓国側が戦局をひっくり返した“仁川上陸作戦”の裏側で行われた実話ベースの物語。
朝鮮戦争の解説はこちらの記事をどうぞ。
≫韓国は今も戦争中? 終わっていない“朝鮮戦争”とは。【わかりやすく解説】

本記事で紹介する作品の中でも特にスリリング
手に汗握るとはまさにこのことです。
『イカゲーム』で世界的に有名になったイ・ジョンジェの決死の潜入作戦は必見!

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『義兄弟 SECRET REUNION』(2010年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
韓国の諜報員だったハンギュは、北朝鮮のスパイ“影”を取り逃して組織を去った。
6年後、探偵として生計を立てていたハンギュの前に、当時“影”の仲間だったジウォンと出会う。
ハンギュは“影”の情報を得るために知らないふりをしてジウォンに近づき、自身の探偵業に勧誘する。

<みどころ>
元諜報員とスパイ、相容れないはずの2人が偶然出会い、行動を共にします。
いびつな関係の2人の思惑が交錯するとき、彼らがとった行動とは?

『パラサイト 半地下の家族』で世界からも脚光を浴びたソン・ガンホと、『華麗なるリベンジ』のカン・ドンウォンのタッグ。

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『シュリ』(1999年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>

1ヶ月後に結婚を控えるユ・ジュンウォンは国家諜報機関の室長。
手がかりが掴めない連続暗殺事件の裏には、北朝鮮からの女スパイ、イ・バンヒが暗躍していると知る。
しかし手がかりや、犯人の目的すらつかめないどころか、強大な破壊力を持つ液体爆弾CTXまでもが強奪されてしまう。
その頃ソウルでは、南北の親善サッカー大会が開催されようとしていたが…。

  • キャスト:ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク
  • 監督脚本:カン・ジェギュ
  • 観客動員数(韓国):693万人

<みどころ>
南北のスパイ映画の代表作と言っても過言ではありません。
シュリ(쉬리)とは、朝鮮半島にのみ生息する魚の一種。

地獄の訓練を受けた一流のスパイであっても、心を持った人間なのだと切なさで訴えかける作品。

20年以上前の映画ですが全編がスタイリッシュ。
そしてこの頃のソン・ガンホ細い…

『出国 作られた工作員』(2018年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>

1986年、家族と西ドイツ・ベルリンに暮らしていた韓国人経済学者のオ・ヨンミン。
その研究を評価した北朝鮮から大学教授を打診を受け、一家で北に渡った。
しかしヨンミンは工作員としての過酷な訓練を強いられる。
工作員として再び西ドイツに向かったヨンミンは、空港で家族と共に亡命しようとするが、妻と娘は北朝鮮に人質に取られる。
やがてヨンミンは北朝鮮・西ドイツの諜報員からの監視下で、妻子を救い出すために命懸けの選択をする。

  • キャスト:イ・ボムス、ヨン・ウジン、パク・ヒョククォン、パク・ジュミ
  • 監督:ノ・ギュヨプ
  • 観客動員数(韓国):3.6万人

<みどころ>
これも実話ベース。
まだ北朝鮮の実態が今ほど知られていない頃の話ですね。
命をかけて亡命するほどの地獄…想像できませんが、主演のイ・ボムスがその悲壮感をうまく表現しています。

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『ベルリンファイル』(2013年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
暗い過去を背負った凄腕の北朝鮮諜報員ピョ・ジョンソンと、韓国国家情報院のエージェントのチョン・ジンス。
2人を中心に、巨大な国際的陰謀が隠されたドイツ・ベルリンで世界中の諜報機関が入り乱れたスパイ戦が繰り広げられる。

  • キャスト:ハ・ジョンウ、ハン・ソッキュ、リュ・スンボム、チョン・ジヒョン
  • 監督脚本:リュ・スンワン『ベテラン』(2015年)、『モガディシュ』(2021年)など
  • 観客動員数(韓国):716万人

<みどころ>
アクションは壮大ですが雑さがありません。
ストーリーも巧みで、暗くなりがちな南北スパイですがクールにまとめられています。
ただ登場人物の関係性が複雑なので、置いていかれないよう集中する必要あり。

リュ・スンワン監督の弟であるリュ・スンボムも出演。

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『サスペクト 哀しき容疑者』(2013年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
北朝鮮のエリート工作員だったチ・ドンチョル。ある日何者かに妻子を殺され、犯人を追って韓国に渡ったドンチョル。
同じ脱北者で財閥の大物・パク会長だけが理解してくれたが、彼も何者かに暗殺されてしまう。
その場に偶然居合わせて容疑者になったドンチョルは、韓国の警察からも、北朝鮮からの追手からも逃げることになる。

  • キャスト:コン・ユ、パク・ヒスン、ユ・ダイン
  • 監督:ウォン・シニョン『殺人者の記憶法』(2013年)など
  • 観客動員数(韓国):413万人

<みどころ>

“哀しき容疑者”というだけあり、祖国に翻弄された男をコン・ユが演じます。
基本的にコン・ユはセリフが少ない役。チ・ドンチョルという男が背負う辛い過去と復讐心を、表情と演技でこれでもかと表現しています。
コン・ユの鍛えられた肉体と、ほぼスタントなしで挑んだアクションシーンに絶賛の声多数。

『工作 黒金星と呼ばれた男』(2018年公開)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
1993年、韓国は北朝鮮の核兵器開発に対して大きな危機感を持っていた。
元諜報部員だったパク・ソギョンは、国家諜報機関にスカウトされ「北朝鮮に潜入して核開発の実情を掴め」という指令を下される。
彼は世界を飛び回るビジネスマンになりきり、北朝鮮高官のリ所長と中国で接触成功。
リ所長は外国とのビジネス担当で、単独で金正日総書記と会えるほど権力を持っていた。
北朝鮮は経済状況が壊滅的なため、パク・ソギョンのビジネス提案に乗ってくる。
あくまで“ビジネス”という名目で、命懸けの北朝鮮潜入に成功するのだが…。

  • キャスト:ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、チュ・ジフン、チョ・ジヌン
  • 監督脚本:ユン・ジョンビン『悪いやつら』(2012年)など
  • 観客動員数(韓国):497万人

<みどころ>
「“北へのスパイ”なんて実際にあるのか!」と驚きました。
しかも実在のモデルがいたことにもさらに驚き。
>>【本人画像あり】『工作 黒金星と呼ばれた男』のモデルになった男達

スパイ映画ですがアクションはほとんどありません。
韓国を代表する俳優陣が、感情の機微を丁寧に表現しています。
男同士の絆に思わずジーンと来る、圧倒的面白さの政治サスペンス!

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≫Netflixで見る

『シルミド』(2003年公開)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
1968年、北朝鮮の工作員が大統領府を襲撃する事件が起こる。
韓国政府は報復としてシルミドという島に死刑囚31名を送り、北朝鮮・金日成首席の暗殺部隊を結成。
彼らは3年間、特殊工作員として苦しい訓練を積み、いよいよ作戦決行の日が来る。

しかし、当日になぜか作戦中止の命令が下る。
上層部の意図が見えないことで隊員たちの士気は下がり、自分達の存在意義すら疑問に思う者も出てくる…。

※日本語字幕なし予告動画

  • キャスト:ソル・ギョング、アン・ソンギ、チョン・ジェヨン、ホ・ジュノ
  • 監督:カン・ウソク『公共の敵』(2002年)
  • 観客動員数(韓国):1,108万人

<みどころ>
“離島で暗殺集団に育てられた死刑囚たち”という題材はフィクションとしか思えませんが実話がモデル。
こんなの、面白いに決まってます!

存在を消されて地獄の訓練を乗り越えた暗殺集団。
果たして、彼らの行く末は…。

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≫関連: 実話ベースの映画『シルミド』:重要な部分が脚色されている問題

【コメディ】スパイもの韓国映画

『シークレット・ミッション』(2013年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
韓国に潜入した北朝鮮のエリートスパイ、リュファン。
彼の任務は、バカのふりをして町に溶け込み、住民を観察しながら次の指令を待つというもの。
そこから2年が経ち、同じくスパイのヘラン、最年少のヘジンが高校生に扮して町に潜入。3人で作戦実行の時を待つ。
そして彼らにようやくミッションが与えられる。

  • キャスト:キム・スヒョン、パク・ギウン、イ・ヒョヌ
  • 監督:チャン・チョルス
  • 観客動員数(韓国):696万人

<みどころ>
全力でバカを演じたクールな俳優キム・スヒョンの演技は必見。
前半はコメディ色が強いですが、後半にかけて転換するストーリーに目が離せません。
そのため非常にテンポが良いんですよね。初めて韓国映画見る方にもオススメしたいです。

実はウェブ漫画が原作。

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『スパイな奴ら』(2012年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
韓国に潜入していた北朝鮮のスパイたち。
しかし明確な指令も祖国からの送金もなく、韓国で働いて生計を立てるしかなかった。
いつしかすっかり韓国に馴染んでしまった彼らの元に、ある著名な脱北者の暗殺指令が下る。
彼らは北朝鮮から作戦のためにやってきたボスと再会するが、長年のブランクですっかり牙が抜けていた…。

  • キャスト:キム・ミョンミン、ヨム・ジョンア、ユ・ヘジン、ビョンヒボン
  • 監督脚本:ウ・ミンホ『インサイダーズ/内部者たち』(2015年)、『麻薬王』(2018年)、『KCIA 南山の部長たち』(2020年)など
  • 観客動員数(韓国):131万人

<みどころ>
笑いどころ多めです。
実際のスパイもこんな温度感でやってるのかなーなんて。笑

そんな呑気な話じゃないかもしれませんが…。

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『ザ・スパイ シークレット・ライズ』(2013年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
凄腕の韓国諜報員チョルスは、自分の職業を妻にも隠している。
北朝鮮の核開発のキーマンを韓国に亡命させるべく、チョルスはタイのバンコクへ。
しかしそこにはなぜか男性と親しげに話す妻の姿が。
諜報員としての指令と、愛する妻、どちらを優先すべきかチョルスは葛藤することになる…。

  • キャスト:ソル・ギョング、ムン・ソリ、ダニエル・ヘニー、ハン・イェリ
  • 監督:イ・スンジュン
  • 観客動員数(韓国):340万人

<みどころ>
家族みんなで楽しめる』という感じの明るいスパイコメディ(やや下ネタありますが)。
けれどふざけた映画ではなく、スリルとコメディの比率が絶妙であっという間の2時間。
ムン・ソリ演じる奥さんが状況を何も知らず好き放題やってるのがかわいいです。

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スパイもの韓国映画はU-NEXTとHuluでタダで見よう!

ここまで各作品とその視聴方法を紹介しましたが、U-NEXTとhuluは実質タダで見れちゃいます。

というのも、『無料トライアル期間』という味見できる方法があるので、登録しても無料期間内に解約すればお金は発生しません。

これは全く違法じゃないので怒られる心配ナシ。私も無料で70本ほど見ました。

オトクに(というかタダで)自宅で映画を楽しんじゃいましょう!

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ただし、忘れずに無料期間内に解約してくださいね。スケジュールに解約予定日を入れておきましょう。

もし「無料期間内じゃ見たい作品が全部見れないよ!」という方は、1ヶ月分だけ料金を払ってもいいと思います。

それでもU-NEXTは月額2,189円(税込)、Huluは月額1,026円(税込)。
映画館で最新作を見たら1,800円もしますし、それと比べれば断然オトクですよね。

※本ページの情報は2022年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

おわりに

いかがだったでしょうか。

何度も言いますが、スパイもの韓国映画はハズレなし!

70年間休戦中とはいえ、仮にも戦争中の国を題材にバンバン映画作ってる国って、世界的に見てもありません。

その意味での非日常感が、スパイものにハマる理由なのかも。

他にも色んな括りで映画をまとめていますのでよかったらどうぞ。

≫実話・実際の事件がモデルの韓国映画まとめ

≫ゾンビもの韓国映画まとめ

≫民主化運動にまつわる韓国映画まとめ(作成中)

最後までご覧いただきありがとうございました。