【2022年最新版】ゾンビもの韓国映画まとめ:非日常を味わいたいなら“韓国ゾンビ”!

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本記事では“ゾンビが題材の韓国映画”を紹介します。
各作品が見れる配信サービスも合わせて記載しています。

韓国映画といえば、“甘いラブストーリー”や“血生臭いノワール”を好まれる方が多いかもしれません。
しかし、“ゾンビもの韓国映画”がここ数年で一躍進化を遂げていることはご存知でしょうか。

他ジャンルに比べると後発である韓国映画のゾンビ作品。それほど数は多くないので、連休などで全作品コンプリートも可能です!

※以下の『もくじ』から好きなところへ移動できます。

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もくじ

ゾンビもの韓国映画

『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
妻と別居中の仕事人間ソグは一人娘のスアン、実母と暮らしていた。
娘からの「釜山にいるお母さんに会いたい」という要望に応え、ソウル発・釜山行きの列車に乗りこむ。

そんな中、発車直前に乗り込んできた様子のおかしい女性が次々と乗客に噛みつき、皆ゾンビのように凶暴化して人を襲うようになってしまう。

そうして出発した列車の中で、ソグとスアンは他の乗客たちと協力し『安全地帯』である釜山に到着するまで生き延びようとする…。

≫関連:『新感染 ファイナル・エクスプレス』レビュー記事はこちら

  • キャスト:コン・ユ、キム・スアン、マ・ドンソク、チョン・ユミ、チェ・ウシク
  • 脚本監督:ヨン・サンホ『地獄が呼んでいる』(2021年)
  • 観客動員数(韓国):1,156万人

<みどころ>
やはり最初に見るならこれでしょう。韓国ゾンビ映画の金字塔です。

コン・ユ演じる仕事人間の父親が、真の父親になる姿を描きます。

“マブリー”ことマ・ドンソクが第二の主役と言ってもいいほどかっこいいです(なんなら主役のコン・ユを食ってます)
身重の妻を守るため、バッタバッタとゾンビをなぎ倒すシーンだけでも見る価値アリ。

出典:NAVER영화

もちろん作品全体として素晴らしいです。観客動員数1000万人超えはダテじゃありません。

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『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
突如発生したゾンビは1日にして韓国全土に広まり、国家が崩壊してから4年。
韓国から香港に亡命した元軍人のジョンソクの生活は廃人同然。
そんなジョンソクにある日、闇の仕事が舞い込む。
それは、今もゾンビだらけの韓国にあるという大金を回収してくるというもの。
人生逆転を狙うジョンソクは、仲間と共に荒廃した韓国に再び足を踏み入れるが…

  • キャスト:カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、イ・レ、ク・ギョファン
  • 脚本監督:ヨン・サンホ
  • 観客動員数(韓国):381万人

<みどころ>
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の後の世界を描いた作品。
続編にあたりますが、登場人物は異なります。

前作が傑作すぎるが故に本作のハードルが高くなりすぎた印象。レビューでは「新感染の続編としてはイマイチ」という声もあります。
しかし、自ら地獄に足を踏み入れる男、そしてその地獄の中で育まれた意外なコミュニティを描いた秀逸で斬新な作品だと思います。

そして、なんといっても怪優ク・ギョファンが世に出た作品でもあります。
Netflixドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』や『モガディシュ』などの大人気作品にも出演し、今や韓国映画界に必要不可欠な存在になりました。

出典:NAVER영화

彼の鬼気迫る演技は必見です。

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『ソウル・ステーション/パンデミック』(2016年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
元風俗嬢のヘスンは、恋人・ギウンが売春サイトに自分の写真をアップしたことに怒って宿泊先を飛び出る。
ギウンはサイトを見て連絡してきた中年男性と会うが彼はヘスンの父親で、家出したヘスンを探していたという。
その頃、ソウル駅にいた年老いたホームレスの男性が人々に噛み付く。
噛まれた人々は皆凶暴化し、そのパニックは街中に広がっていく。
街の状況を見た父親とギウンはヘスンの身を案じ、協力しながら行方を追っていく。

  • キャスト(声優):リュ・スンリョン、シム・ウンギョン、イ・ジュン
  • 脚本監督:ヨン・サンホ
  • 観客動員数(韓国):13万人

<みどころ>
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚を描いたアニメーション作品。同じくヨン・サンホ監督です。
アニメ作品だからか、上記の2作品と比較して圧倒的にマイナーですが隠れた名作。

“1時間32分”というややコンパクトな長さで、気軽に見れる点もポイント。

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ここまで紹介したヨン・サンホ監督のゾンビ3部作、作品内の時系列は以下の通りです。

  1. 『ソウル・ステーション/パンデミック』(2016年):パンデミックの前日譚
  2. 『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年):列車内でのパニックを描く
  3. 『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020年):パンデミックの後日譚

『#生きている』(2020年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
都会のマンションに家族と暮らすジュヌ。
朝、家族が出かけてから目覚めてゲームをしていると異変を感じる。
『凶暴化した人々が次々と市民を襲っている』というニュースを知り、外を見渡すとまさに地獄絵図だった。
母から「生き延びて」というメールが届くが、やがてネットや水道などのライフラインが途絶えていく…。

  • キャスト:ユ・アイン、パク・シネ
  • 監督:チョ・イルヒョン
  • 脚本:マット・ネイラー
  • 観客動員数(韓国):190万人

<みどころ>
ステイホームでウイルスから身を守る…まるでコロナウイルスの感染爆発を風刺しているような作品ですが、実はコロナ前の撮影。

人気と実力を兼ね備えたユ・アインと、見る側にとって2時間の地獄をその透明感で和らげてくれるパク・シネの共演。
その部分のクオリティは間違いないです。

ただ、コロナ禍の上映でやや興行に苦戦しました…本来ならもっと観客動員が見込まれる良作なのに、と悔やまれます。

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『王宮の夜鬼』(2018年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
時は朝鮮時代。
人に噛みつき、生き血を求める“夜鬼”へと豹変する謎の伝染病が蔓延していた。
危機的状況の朝鮮に帰還した王子イ・チョンは、増殖する夜鬼と戦う武官パク従事官らと出会い、行動を共にすることに。
一方、国を掌握しようと企む国王の側近であるキム・ジャジュンは、夜鬼を利用して国家転覆を謀る。

  • キャスト:ヒョンビン、チャン・ドンゴン、チョ・ウジン
  • 監督:キム・ソンフン『コンフィデンシャル/共助』(2017年)など
  • 観客動員数(韓国):159万人

<みどころ>
『ゾンビ×時代劇』という斬新な作品。

しかし時代劇の古臭さはありません。なんといっても『愛の不時着』のヒョンビンと『ブラザーフッド』などのチャン・ドンゴンという超豪華キャスト。

監督は『コンフィデンシャル/共助』などでもヒョンビンを起用したキム・ソンフンで、ヒョンビンという俳優の活かし方は慣れたものです。

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『感染家族』(2019年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
田舎の寂れたガソリンスタンドを経営する一家。
手荒な方法で日銭を稼ぐ彼らの元に、ある日ゾンビが訪れてくる。
一家の父親はゾンビに噛まれて高熱が出るが、翌日には活力に溢れて若返っていた。
そんな父親の変貌ぶりを見た家族は、ゾンビを使った“若返りビジネス”を思いつく。

  • キャスト:キム・ナムギル、チョン・ジェヨン、オム・ジウォン、パク・イナン、チョン・ガラム
  • 監督:イ・ミンジェ
  • 観客動員数(韓国):26万人

<みどころ>
ゾンビ映画が苦手な方でも楽しめる作品!
かなりコメディ寄りなので、安心して見てください。

テンポよく、程よいスリルもあり。
「もっと知名度があってもいいのにな」と思う一作です。

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『哭声/コクソン』(2016年)

出典:NAVER영화

<あらすじ>
山間の村、コクソンでは近親者の猟奇殺人が立て続けに発生。

逮捕された加害者は共通して放心状態で、体には湿疹ができていた。

「幻覚性のキノコを食べて至った犯行」という推察も報道されるが、村では事件発生と同時期にやってきた日本人の男が関係してるのではと噂になる。

事件の対応にあたった警察官ジョングは、現場に現れた謎の女から「事件にはあの日本人が関わっていて、彼に関わったものは全員死ぬ」と聞かされる。

そんなオカルトめいた話を信じないジョングであったが、捜査の一環で日本人の家を訪ねると、その男が鹿の死体に食らい付いていた。

それに気づいた男から逃げ惑う最中に気を失ってしまうジョング。

そして目を覚ますと、一人娘のヒョジンがまるで別人のような乱暴な振る舞いを始め、体に事件の加害者と同じ湿疹があることに気づく…。

  • キャスト:クァク・ドウォン、國村隼、ファン・ジョンミン、チョン・ウヒ
  • 脚本監督:ナ・ホンジン『チェイサー』(2008年)、『哀しき獣』(2010年)
  • 観客動員数(韓国):687万人

<みどころ>
いい意味で「なんなんだこれ…」となる映画の代表格。

韓国映画界の鬼才、ナ・ホンジン監督が生んだ怪作です。

奇妙な現象、それぞれ異なる助言、止まらない惨劇、一体誰を、何を信じていいのか?

その猟奇性に脳を揺さぶられながら続く、圧巻の2時間30分。

この作品は何を表しているのか? ぜひ、その目でお確かめください。

日本からも國村隼が出演。かなり重要な役どころです。

出典:NAVER영화

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番外編

Netflixオリジナルドラマ
『今、私たちの学校は…』(2022年)

映画ではありませんが、ゾンビを題材にして世界的ヒットした作品。

出典:Netflix

<あらすじ>
ごく普通の高校で、突如人を襲うゾンビが発生する。
それは生徒たちの日常を喰らい尽くす、絶望の始まりであった。

  • キャスト:パク・ジフ、ユン・チャンヨン、チョ・イヒョン、パク・ソロモン、イ・ユミ
  • 監督:イ・ジュギュ、キム・ナムス
  • 脚本:チョン・インソル

<みどころ>
あの『イカゲーム』を抑えてNetflix人気ランキング全世界1位になった全12話のドラマです。

これも原作はweb漫画です。最近はweb漫画原作のドラマがすごい勢いですね。

このドラマの評価されている点として、様々な社会風刺が盛り込めれている点です。
高校生が大勢亡くなったセウォル号事件や、学校内でのイジメなど、大人が解決すべきなのにできない(していない)負の側面をうまく描いています。

またキャスト陣も豪華で、これからの韓国俳優界を引っ張る逸材たちがこぞって出演しています。

≫Netflixで見る

おわりに

いかがだったでしょうか。

その高いクオリティから、今や“韓国ゾンビ”という一つのジャンルが確立されています。

ゾンビ映画の醍醐味、“極限状態での人間心理”を巧みに描いた作品の数々。
気になるものがあればご覧いただきたいと思います。

当ブログでは他にも色々なくくりで映画をまとめた記事がございます。

≫スパイもの韓国映画まとめ:サスペンス・コメディいろいろ!

≫実話・実際の事件がモデルの韓国映画まとめ

次にご覧になる映画選びの参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。